パチンコDI調査、全般的業況は前回より回復

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 エンタテインメントビジネス総合研究所はパチンコ景気動向指数(DI)の第60回調査結果を発表した。調査期間は3月18日から3月31日、全国90地域、63企業が回答した。

 景気動向指数(DI)とは景気局面における景況感を示す指数。調査対象企業に「良い」「悪い」で答えられる質問を行い「良い」の回答構成比から「悪い」の回答構成比を差し引いて算出する。

 過去1ヶ月の収益や売り上げ、粗利などから総合的に判断する「全般的業況」は前回調査で過去最悪のマイナス56.8ポイントを記録したが、今回調査では35.7ポイント回復しマイナス21.1ポイントとなった。ただし今回の調査時期は比較的業況が良化する傾向にある。3ヶ月後の見込みは再びの悪化が予想されている。

 稼動状況についても4円パチンコ、20円パチスロ、低貸玉、低貸コインの全部門で前回より回復し、低貸玉、低貸コインに関してはプラスに転じた。ただし4円パチンコは良化したといっても依然マイナス41.6ポイントと苦戦が続いている。

 なお、今回の調査ではトレンドウォッチとしてパチンコのMAX規制について聞いている。この規制による遊技人口の変動については「減る」という回答が最も多く46.7%。ただし自由回答では、射幸性の抑制が長い目で見ればプラスに作用するとの意見も少なくなかった。

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